今回は、連続増配も期待できる米国高配当ETF『【DVY】 iシェアーズ 好配当株式 ETF』について解説します。
今後の投資先として参考にして頂ければ嬉しいです。
DVYの概要
【DVY】正式名称：iシェアーズ 好配当株式 ETF
投資内容は、比較的高配当の米国株式で構成される指数と同等の投資成果を目指して運用されています。
主に米国の中・大型の銘柄の配当金を重視して投資をしています。
※2021年9月のデータ参照。
DVYの基本情報
| 名称 | iシェアーズ 好配当株式 ETF |
| 運用会社 | ブラックロック |
| 構成銘柄数 | 100銘柄 |
| 分配金利回り | 3.23% |
| 決算日 | 3.6.9.12 |
| 経費率 | 0.38% |
投資先は100銘柄ほどで、信託報酬0.38％と維持費は他の高配当ETFと比較すると高くなっています。
配当利回りは3.23％と名前通りの高配当になっており、配当月は年に4回ほどあります。
購入はSBI証券や楽天証券、マネックス証券などで購入可能です。
その他の米国高配当ETF
大人気、米国高配当ETF『VYM（バンガード 米国高配当株式 ETF）』の解説
長期投資で役立つ高配当ETE、『【HDV】（iシェアーズ 米国高配当株ETF）』についての解説
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DVYの構成銘柄上位10銘トップ
| ティッカーシンボル | 銘柄名 | 構成割合 |
|---|---|---|
| OKE | ワンオーク | 2.36% |
| MO | アルトリア・グループ | 2.33% |
| T | AT&T | 1.94% |
| PPL | PPL | 1.94% |
| PM | ﾌｨﾘｯﾌﾟ･ﾓﾘｽ･ｲﾝﾀｰﾅｼｮﾅﾙ | 1.93% |
| PFE | ファイザー | 1.79% |
| PRU | ﾌﾟﾙﾃﾞﾝｼｬﾙ･ﾌｧｲﾅﾝｼｬﾙ | 1.76% |
| IBM | IBM | 1.72% |
| XOM | エクソン・モービル | 1.66% |
| FE | ファーストエナジー | 1.51% |
連続増配 + 高配当 と検索したら、間違いなく名前が出てくる定番の銘柄で構成されています。
投資割合は均等に投資されているようで、あまり偏りがない投資割合で投資をしているようです。
DVYの構成セクター比率
構成セクター比率一覧表
セクター構成は公益事業と金融銘柄で半分近くで構成されています。
その他のセクターにも投資をしていますのである程度の分散投資はできています。
DVYの株価の推移
DVYとS&P500 株価の比較チャート
- 青：DVY
- オレンジ：S&P500
株価はS＆P500と比較するとかなりの差をつけれています。
コロナショックからの株価暴落からは回復をしていますが、最近は株価が伸び悩んでいるようです。
DVYのトータルリターン
トータルリターンでもS＆P500には敵いません。
暴落耐性もS＆P500よりも弱いのは本当に残念ですね。
DVYの分配金利回りと増配率の推移
DVYの分配金と増配率
分配金と増配率の推移一覧
2020年はコロナショックの影響で少しだけ減配していますが、それ以外は好調に分配金額を増やしています。
株価上昇は少し物足りませんが、分配金に関しては問題なさそうです。
配当(分配金)利回りの推移
利回りは、低くて3％前後で市場が大暴落したときは5％後半になっています。
利回りで購入タイミングを計るなら、3％中頃以上の時が良さそうです。
DVYの平均増配率
| 年数 | 平均増配率 |
|---|---|
| 3年 | 6.27％ |
| 5年 | 7.08％ |
| 10年 | 7.56％ |
DVYの平均増配率は10年で7.56％と高い水準で増配しています。
長期保有していた場合は、実質利回りは凄い高利回りが期待ができます。
DVYのメリット・デメリット
メリット
高配当と増配が期待できる
DVYは名前通り、配当金関連に関してとても優秀です。
将来、配当生活をしたいなら投資先として検討の余地ありだと思います。
デメリット
経費率が高い
VYMやHDV、SPYDの経費率は0.06～0.08％と格安に対して、DVYの経費率は0.38％と割高になっています。
株価上昇はあまり期待できない
ある程度の株価上昇は期待できますが、大きな株価上昇は期待できません。
DVYの運用方法
DVYはキャピタルゲイン狙いの人には向いていないETFです。
インカムゲインについては優秀ですので、配当金投資をしている人で高い増配率を期待できるETFが欲しいと思っている人におすすめです。
まとめ
DVYについてまとめると
- 米国の中・大型株の高配当銘柄に投資をしている。
- 経費率は0.38％と他の高配当ETFに比べると高い。
- 株価の成長はイマイチ。
- インカムゲインに関しては優秀。
DVYの長期運用に関して経費率が高いのが気になりますが、配当金のみを目的として保有するならアリだと思います。
キャピタルゲイン狙いの人には残念ですが、おすすめできないETFです。
もし、配当生活に憧れて投資をしているならDVYへの投資を検討して見てください。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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