AGGの強化版ETF!?『【AGGY】ウィズダムツリー米国債券ファンド(利回り強化型)』について解説

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株式投資
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今回は、安定的に毎月配当金が欲しい人にオススメの、AGGの強化版ETF(?)『【AGGY】ウィズダムツリー米国債券ファンド(利回り強化型)』について解説します。

AGGYがオススメの人

  • リスクを余り取りたくない人。
  • 毎月分配型のETFを探している人。
  • 債券投資に興味がある人。

 

今後の投資先として参考になりますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。

AGGYの概要

【AGGY】正式名称:ウィズダムツリー米国債券ファンド(利回り強化型)

 

投資内容は、ブルームバーグ・バークレイズ・ユーエス・アグリゲート・エンハンスト・イールド・インデックスに連動する投資をしています。

投資先は、AGGの投資先の利回りを強化して運用されている指数です。

 

AGGYは、米国債、国債、社債、住宅ローン担保パススルー証券、商業住宅ローン担保証券、少なくとも1年の満期を持つ資産担保証券を含む、米ドル建ての投資適格債と幅広い金融商品に投資をしています。

※2021年6月のデータ参照。

基本情報

名称ウィズダムツリー米国債券ファンド(利回り強化型)
運用会社ウィズダムツリー
構成銘柄数約2,600銘柄
分配金利回り約2.4%
決算日毎月
経費率0.12%

  

投資先は2,600銘柄以上ですが、他の優良債券ETFは7000銘柄ぐらいと比べると少ないです。

信託報酬も0.12%と安い維持費ですが、AGGなどより倍ぐらい以上高い維持費になります。

配当金は毎月分配型で利回りは2.4%とそこそこの利回りが期待できます。

AGGの最近の利回りが2.2%ぐらいですので、少しだけ利回りが高いです。

格付別データ

 項目   保有比率  
AAA62.19%
AA2.73%
A9.1%
BBB22.4%
BB0.01%
その他2.6%

  

投資先の格付けはAAAが6割以上ですので、安心して投資ができる債券ETFです。

 

格付けとは、企業の信用力を表したもので、AAAがもっとも信用力のある超優良企業を示します。

構成セクター比率

セクター比率一覧

 

AGGやBNDの優良債券ETFと違い、モーゲージ債(住宅ローン)が組入れられています。

他の債券ETFより多種な種類の金融商品に投資をしているのが、他の債券ETFとの違いになります。

AGGYとAGG株価の比較チャート

  • 青:AGGY
  • オレンジ:AGG

 

株価はAGGと比較して見ると、強化版だけあってAGGYの方が運用成績がいいです。

…しかし、コロナショック時の下落はスルーは出来ませんね。

下落率は14%ぐらいで、株式よりはマシですが…この下落幅については個人の判断に任せます。

分配金と増配率の推移

分配金と増配率の推移一覧

  

運用年数が短いので、今のところは安定した分配金を出しているようです。

低金利時代ですので、増配を期待できないのがデメリットですね。

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メリット・デメリット

メリット

毎月分配型

AGGYは毎月分配型ですので、毎月の安定した収入源になります。

暴落耐性が株より強い。

短期債券と比べると下落幅大きいですが、それでも株式よりは暴落時の下落は少ないです。

デメリット

他の債券ETFより信託報酬が高い。

AGGYの信託報酬はそこまで高くないのですが、比較対象のAGGやBNDが安すぎるので信託報酬は高い部類になってしまいます。

他の債券より安定感がない。

投資先にモーゲージ(住宅ローン)などが組入れられているので、他の債券ETFより景気に影響される点があります。

世は低金利時代。

現在進行形で経済不況で、金融対策で低金利ですので今後も減配する確率が高いです。

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運用方法

AGGYの運用方法は、単純にAGGより分配金が欲しいならAGGYを購入すればいいと思います。

下落耐性は少し弱くなりますが、まだ株式よりは下落耐性が強いので、十分に暴落対策になります。

 

いっそのこと、AGGYとAGG両方購入するのもアリかも知れませんね。

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まとめ

AGGYについてまとめると

  • AGGより運用成績がいいETF。
  • 他の債券ETFより投資先の種類は多いが、投資銘柄数は少なく、維持費が高い。
  • 毎月分配型で暴落に強いのでリタイア後の資産として優秀。
  • 低金利時代なので減配の恐れあり。

  

AGGYは”利回り強化版”と言うだけあって、AGGよりは運用成績がいいです。

しかし、下落率、維持費を考えると無理にAGGからAGGYに買い替える必要はないと思います。

そこまで運用成績に違いはありませんからね(笑)

 

これから、米国はゼロ金利を終わらせるような動きが見れますので、今後の金利がどうなるか注視していきたいと思います。

 

以上で今回の記事を終わります。

今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。

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