今回は、10年で株価が約15倍以上に成長したハイリスクハイリターンETF『【CURE】Direxion デイリー ヘルスケア株 ブル3倍 ETF 』について解説します。
好成績で株価暴落に強いと人気と信頼があるヘルスケアセクターのレバレッジ商品になります。
10年で株価が15倍以上って凄すぎですよね(笑)
しかし、レバレッジ商品なので、普通の株よりも超ハイリスクですので気をつけてください。
株の調子がいいときは、レバレッジ商品がよく話題に上がりますが、よく投資内容を理解してから投資をするようにしてください。
CUREの概要
Direxion デイリー ヘルスケア株 ブル3倍 ETF(愛称:CURE)と言います。
投資内容は、ヘルスケア・セレクト・セクター ・インデックスの値動きの3倍(300%)の運用成績を目指しています。
ヘルスケアは11のセクター中でも成績がよく、2000年前半までは運用成績No.1だった優秀なセクターになります。
※2021年4月のデータ参照。
基本情報
| 名称 | Direxion デイリー ヘルスケア株 ブル3倍 ETF | 
| 運用会社 | Direction社 | 
| 構成銘柄数 | 70銘柄 | 
| 分配金利回り | 約0.04% | 
| 決算日 | 3.6.9.12 | 
| 経費率 | 1.04% | 
レバレッジ商品なので仕方ないかもしれませんが、信託報酬は1%以上とかなり高い維持費が必要になります。
配当金?社交辞令程度にはあります(笑)
CUREは運用益に期待するETFですので、配当金にはまったく期待してはいけません。
構成銘柄上位10銘
| 名称 | ファンドの割合 | 
|---|---|
| ゴールドマン・サックス・ファイナンシャル・スクエアフ:FTIXX | 4.16 | 
| Dreyfus Government Cash Mana:DGCXX | 3.44 | 
| ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J):JNJ | 1.68 | 
| ユナイテッドヘルス・グループ:UNH | 1.36 | 
| アボットラボラトリーズ:ABT | 0.82 | 
| ファイザー:PFE | 0.78 | 
| メルク:MRK | 0.75 | 
| アッヴィ:ABBV | 0.73 | 
| サーモフィッシャーサイエンティフィック:TMO | 0.69 | 
| メドトロニック:MDT | 0.62 | 
レバレッジ商品ですが、投資先は大手医療関連企業ですので、投資先に関しては心配はありません。
構成セクター比率

投資先は、医療関連のみに投資をしています!!
CUREとS&P500とQQQ 株価の比較チャート
- 青:CURE
- オレンジ:S&P500
- 水色:QQQ
CUREの成績の前では、S&P500は小幅値動きに見ますね。
最近、成績がいいと評判のQQQよりも遥かに株価上昇しています。
レバレッジをかけているから、当たり前と言えば当たり前ですね(笑)
ヘルスケアは暴落に強いセクターですが、レバレッジをかけているため株価の下落が酷いです。
しかし、この大暴落に耐える強い心があれば、栄光を掴めそうですね!!
分配金の推移
| 年数 | 分配金 | 
|---|---|
| 2012 | $0.00 | 
| 2013 | $0.21 | 
| 2014 | $0.00 | 
| 2015 | $0.00 | 
| 2016 | $0.00 | 
| 2017 | $0.09 | 
| 2018 | $0.33 | 
| 2019 | $0.29 | 
| 2020 | $0.13 | 
一応、分配金に関して一覧表としてまとめました。
分配金はない物と考えた方が良さそうですね。
メリット・デメリット
メリット
大きな値上がり益が期待できる。
CUREはS&P500より大きく値上がり益が期待できます。
デメリット
分配金がほとんどない。
値上がり益のみ期待するETFですので、分配金は期待できません。
維持費が高い。
信託報酬1.04%と日本の投資信託でも高いと思う水準になっています。
ハイリスク過ぎる。
通常より3倍の利益あると言うことは、通常より3倍の損失を出す可能性があります。
もし購入を検討するなら、本当によく考えてから購入してください。
運用方法
CUREの運用方法ですが、10年で15倍以上の値上がりをしているのは凄いですが、その分リスクが大きすぎます。
もし、購入するなら長期ではなく短・中期で暴落時に購入して売却益を狙った方がいいと思います。
まとめ
CUREについてまとめると
- ヘルスケアにレバレッジ3倍をかけたETF。
- 運用成績はS&P500やQQQよりも上の成績。
- レバレッジ商品だから、ハイリスクハイリターンなので注意が必要。
- 分配金はほぼない物。
- 信託報酬1.04%と維持費が高い。
10年で15倍以上とか夢があるETFですね。
ここ5年間の平均リターンは24.60%と投資の神様ウォーレン・バフェットの運用成績に勝っています。
しかし、高い利益を得るには、高いリスクが必要と言うことは絶対に忘れないでください。
CUREの運用成績を見る限りでは素晴らしい成績ですが、「なぜ、有名投資たちが保有していないのか?」について考えて見てください。
リスクが大きすぎるから、投資をしていないのだと思いますよ。
もし、CUREに投資をするならよくリスクを把握してから投資をするようにしてください。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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