2017年より導入された、新たな福利厚生として誕生した、「職場つみたてNISA」。
私は、最近まで存在を知りませんでした(笑)
「職場つみたてNISA」とは、日本証券業協会より説明を引用すると↓↓
ようは、NISA口座の面倒くさい口座開設を会社が代わりに手続きをしてくれ、投資資金は給料天引きでできる制度です。
金融庁の目的はNISA口座の推進を目的としているそうです。
また、証券会社などの金融機関の人から投資のアドバイスや相談ができたりと、投資に興味があるけど、なかなか行動を移せない人の背中を押すような目的もあるようです。
私が勤務している会社が職場つみたてNISAを導入していないので、具体的なことは分からないのですが、福利厚生として、会社が職場つみたてNISAをすると奨励金を出してくれる企業もあるそうです。
…個人的には、企業で資産運用する場合は、iDeCoの企業バージョンの企業型である、DC(企業型確定拠出年金)の方が節税効果もあるので、そちらでいい気がするのですが(笑)。
個人的には微妙な「職場つみたてNISA」ですが、いくつかメリットはあり↓↓
- 面倒な口座開設をしなくていい。
- 給料天引きできる。
- 金融知識がある人にアドバイスをもらえる。
投資に興味があるが、どうすればいいのか分からない人にはオススメの内容になります。
しかし、デメリットもあり↓↓
- 他のNISAとは併用できない。
- 口座開設をする金融機関を選べない。
- 口座の切り替えが面倒くさい。
NISA口座は原則、1人1口座までになります。
職場つみたてNISAをすると個人でNISA口座を開設できなくなります。
NISA口座を開設する金融機関は会社が選ぶので、手数料がぼったりで有名な銀行でNISA口座をつくることになります。
しかも、銀行で投資できるのは投資信託のみで、個別銘柄への投資はできないそうです。
そして、口座を別の金融機関に切り替えも「職場つみたてNISA」から「一般のNISA」に変更になるので、ただでさえ面倒くさい口座移行の手続きが面倒くさくなります。
奨励金あるならまだしも、個人でNISA口座をつくるべきですね。
銀行などでは、ポイント還元もなく、ポイントで投資なんてできませんからね。
「職場つみたてNISA」は、すでにNISA口座をお持ちの人には必要のない制度ではあります。
しかし、周りに投資について相談できる相手がいない人、興味があるけど口座開設をする時間、勉強する時間がない人にはいい制度かも知れません。
早期リタイアを考えていないなら、企業DC(企業型確定拠出年金)でいいと思いますけど。
今後、超高齢化が悪化していく日本。
将来のことを考えて、行動する一歩としては「職場つみたてNISA」は悪くない選択肢かも知れませんね。
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以上で今回の記事を終わります。
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