今回は、レバレッジ3倍のナスレバETF『【TQQQ】プロシェアーズ・ウルトラプロ・QQQ』について解説について解説します。
運用成績は凄いですが、レバレッジ商品なので、普通の株よりも超ハイリスクですので気をつけてください。
株の調子がいいときは、レバレッジ商品がよく話題に上がりますが、よく投資内容を理解してから投資をするようにしてください。
TQQQの概要
【TQQQ】正式名称： プロシェアーズ・ウルトラプロ・QQQ
投資内容は、ナスダック100指数の日次変動率の3倍に連動する投資成果を目指して運用されています。
同じナスダック指数のレバレッジETFで【QLD】がありますが、QLDはレバレッジ2倍でTQQQはレバレッジ3倍とQLD以上のハイリスク・ハイリターンな金融商品になっています。
TQQQの購入はSBI証券や楽天証券やマネックス証券で購入はできません。
2021年9月の段階では、日本でTQQQを購入できるのはサクソバンク証券だけになります。
※2021年9月のデータ参照。
TQQQの基本情報
| 名称 | プロシェアーズ・ウルトラプロ・QQQ |
| 運用会社 | ProShares社 |
| 構成銘柄数 | 124銘柄 |
| 分配金利回り | 無し |
| 決算日 | 無し |
| 経費率 | 0.95％ |
信託報酬は0.95％以上とかなり高い維持費が必要になります。
レバレッジ商品のデメリットですね。
しかし、日本の運用成績が悪いのに信託報酬が数％ある投資信託に比べると良識があるETFです。
配当金なんてありませんので、配当月は存在しません。
同じハイテクレバレッジETFに【TECL】って言うETFもあります。
どちらもハイリスク・ハイリターンなETFですので購入するならよく考えて投資をするようにしてください。
TQQQの構成銘柄上位10銘柄
| テッィカーシンボル | 銘柄名 | 構成割合 |
|---|---|---|
| AAPL | アップル | 7.24% |
| MSFT | マイクロソフト | 6.39% |
| AMZN | アマゾン・ドット・コム | 5.00% |
| FB | フェイスブック | 2.54% |
| TSLA | テスラ | 2.44% |
| GOOGL | グーグル | 2.41% |
| NVDA | エヌビディア | 2.20% |
| PYPL | ﾍﾟｲﾊﾟﾙ･ﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽ | 1.47% |
| ADBE | アドビ・システムズ | 1.35% |
| CMCSA | コムキャスト | 1.22% |
構成銘柄は、ナスダック100指数ですので、GAFAM銘柄 + テスラなどのハイテク銘柄中心に投資をしています。
投資先に関しては特に問題はありません。
TQQQの構成セクター比率
セクター構成割合一覧表
投資先はナスダック指数連動型ですので、セクター構成は半分近くはハイテク銘柄中心に投資をしています。
その他のセクターにも少しずつですが投資はしています。
TQQQとS&P500とQQQ 株価の比較チャート
- 青：TQQQ
- オレンジ：S&P500
- 水色：QQQ
コロナショック以降、ハイテク銘柄が市場株価を押し上げているだけあって凄まじい株価上昇をしています。
レバレッジ無しのS＆P500とQQQでは小幅値動きに見えますね。
TQQQのトータルリターンは⇩⇩
| 年数 | トータルリターン |
|---|---|
| 1年 | 150.90% |
| 3年 | 62.59% |
| 5年 | 72.54% |
| 10年 | 53.30% |
投資の神様ウォーレン・バフェット氏の運用成績が平均20％とそこそこらしいので、TQQQを保有するだけで投資の神様以上の運用成長を上げれます。
この運用成績を見て、FIRE（またがセミリタイア）を目指す人が全力投資をしようとしている人もいます。
ただ、市場が大暴落したときの株価下落が酷すぎるので安易に資産を増やすために手を出すのは絶対にオススメしません。
よく、リスクを理解してから購入するようにしてください。
分配金の推移
分配金？配当金？利回り？
そんな素敵な物ありません。
あるのは、大きな値上がり益か大きな損失の2択です。
TQQQのメリット・デメリット
メリット
大きな値上がり益が期待できる。
メリットは値上がり益が凄いの一言に限ります。
デメリット
分配金がない。
値上がり益のみ期待するETFですので、分配金は期待できません。
維持費が高い。
信託報酬0.95％と日本の投資信託でも高いと思う水準になっています。
ハイリスク過ぎる。
通常より3倍の利益あると言うことは、通常より3倍の損失を出す可能性があります。
もし購入を検討するなら、本当によく考えてから購入してください。
QLDの運用方法
TQQQは短期トレードで活用することをオススメします。
よく「○○年運用すれば一攫千金。」見たいな意見を見聞きしますが、レバレッジETFは1度の大暴落に巻き込まれると資産が9割以上無くなる可能性があります。
もしも、早期リタイア直前になって市場が大暴落をしたら悲惨なことになりますね。
TQQQがいくらリターンが大きいからと言って、長期投資をするればハイリターンが得られる最強のETFではありません。
くれぐらも人生を賭けた全力投資はしないようにしてください。
まとめ
TQQQについてまとめると
- ナスダック指数100にレバレッジ3倍をかけたETF。
- 運用成績はS&P500やQQQよりもはるかに上の成績。
- レバレッジ商品だから、ハイリスクハイリターンなので注意が必要。
- 分配金なんてありません。
- 信託報酬0.95％と維持費が高い。
最近の運用成績を見るとTQQQのことを最強のETFみたいに言いたくなるのはわかりますが、暴落の酷さや少し前まで株価上昇率がイマイチだった時期もあることを忘れてはいけません。
すぐに儲けれるってことは、すぐに破産する可能性もあるってことです。
自分のリスク許容度にあっていないのなら、TQQQの購入は控えた方がいいと思います。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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