今回は、毎月分配型で配当利回りが5%以上の米国高配当銘柄の集合体『【DIV】グローバルX スーパーディビィデンド-米国低ベータ ETF』について解説していきます。
DIVは毎月分配型ですので、配当金生活をしたい人にオススメのETFです。
今後の投資先として参考になりますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。
DIVの概要
【DIV】正式名称:グローバルX スーパーディビィデンド-米国低ベータ ETF
投資内容は配当利回りの高い米国の株式50銘柄に投資します。
すごくシンプルな投資内容で、面白いETFだと思います。
私のような配当金愛好家として気になる内容です(笑)
設定日は2014年からと歴史の浅いETFです。
※2021年6月のデータ参照。
基本情報
名称 | グローバルX スーパーディビィデンド-米国低ベータ ETF |
運用会社 | グローバルX |
構成銘柄数 | 50銘柄 |
分配金利回り | 約5.8% |
決算日 | 毎月分配型 |
経費率 | 0.45% |
構成銘柄はコンセプト通りに50銘柄に投資しています。
信託報酬は0.45%と米国ETFでは高い維持費になりますが、日本なら問題ない維持費になります。
毎月分配型ですので毎月分配金が受け取れるのはいいですね。
配当利回り5.8%と高い水準です。
構成銘柄上位10銘
名前 | 資産の割合 |
---|---|
ホリー・エナジー・パートナーズLP | 2.50% |
アイアンマウンテン株式会社 | 2.45% |
株式会社コージェント・コミュニケーションズ・ホールディングス | 2.28% |
ハワイアン・エレクトリック・インダストリーズ | 2.23% |
キューブスマート | 2.20% |
パブリック ストレージ | 2.17% |
アンテロミッドストリーム株式会社 | 2.16% |
株式会社KKR不動産ファイナンストラスト | 2.14% |
BP ミッドストリーム パートナーズ LP | 2.12% |
エクイトランスミッドストリーム株式会社 | 2.12% |
聞きなれない銘柄ばかりですね。
DIVは増配歴や業績は関係無く、高配当銘柄に投資をしていますので普段から見聞きする銘柄は組入れられていないようです。
構成セクター比率
セクター比率一覧
構成銘柄のセクターは、バランスよく分散投資されています。
しかし、昨今の大活躍のハイテクセクターが組入れられていないのは珍しいですね。
DIVとS&P500 株価の比較チャート
- 青:DIV
- オレンジ:S&P500
株価はとても残念な運用成績になっています。
コロナショックの株価暴落から未だに、株価復活していません。
期待するのは配当金をだけにして、株価については諦めた方がいいですね。
分配金(配当金)と増配率の推移
分配金(配当金)と増配率の推移一覧
配当利回りは高いですが、増配は期待できないようです。
コロナショックの時の減配は酷いですね。
2021年度は復活してくれることを祈ります(笑)
メリット・デメリット
メリット
高配当&毎月分配型
DIVの最大のメリットだと思います。
いくら大減配したからとは言え、配当利回り5.8%以上あります。
分配金も毎月受け取れるのはメリットだと思います。
デメリット
株価の成長が期待できない
未だにコロナショック前の株価水準を超えていません。
維持費が高い
信託報酬0.45%と他の高配当銘柄ETFと比較すると高いです。
運用方法
DIVの運用方法は、株価上昇は期待できません。
しかし、毎月分配型+高配当 ですので配当金生活を検討している人にはオススメのETFです。
評価
DIVについてまとめると
- 投資先は米国の高配当銘柄。
- 高配当&毎月分配型。
- 配当利回り5.8%と利回りは高い。
- 株価はコロナショック以降、回復していない。
配当利回りはいいのですが、株価の成績が悪いですね。
株価が右肩下がりなら、タコ足配当の投資信託と同じですので、もう少し様子を見てから投資を検討した方がいいと思います
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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