今回は、利上げにより金融セクターに期待をしている人にオススメの『【FAS】Direxion デイリー 米国金融株 ブル3倍 ETF』について解説します。
運用成績は凄いですが、レバレッジ商品なので、普通の株よりも超ハイリスクですので気をつけてください。
株の調子がいいときは、レバレッジ商品がよく話題に上がりますが、よく投資内容を理解してから投資をするようにしてください。
FASの概要
【FAS】正式名称:Direxion デイリー 米国金融株 ブル3倍 ETF
投資内容は、ラ ッセル1000種金融サービス株指数の運用実績の3倍(300%)の投資成果を目指して運用されています。
米国の金融セクターに3倍のレバレッジをかけて運用しているハイリスク・ハイリターンな危険なETFです。
※2021年12月のデータ参照。
FASの基本情報
名称 | Direxion デイリー 米国金融株 ブル3倍 ETF |
運用会社 | Direction社 |
構成銘柄数 | 142銘柄 |
分配金利回り | 0.45% |
決算日 | 3.6.9.12 |
経費率 | 0.95% |
レバレッジ商品ですので信託報酬は0.95%とかなり高い維持費が必要になります。
レバレッジETFには珍しく配当金が出ます。
少しだけですけどね(笑)
FASの購入はSBI証券や楽天証券、マネックス証券で購入できます。
その他のレバレッジETF
【CURE】Direxion デイリー ヘルスケア株 ブル3倍 ETF
【WEBL】Direxion デイリー ダウ・ジョーンズ・インターネット ブル3倍 ETF
【TECL】Direxion デイリー テクノロジー株 ブル3倍 ETF
【SOXL】Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍 ETF
【SPXL】Direxion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETF
FASの構成銘柄上位10銘柄
ティッカーシンボル | 銘柄名 | 構成割合 |
---|---|---|
BRK-B | Berkshire Hathaway Inc | 8.47% |
JPM | JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 7.75% |
BAC | バンク・オブ・アメリカ | 5.46% |
WFC | ウェルズ・ファーゴ | 3.23% |
MS | モルガン・スタンレー | 2.15% |
C | シティグループ | 2.14% |
BLK | ブラックロック | 2.08% |
GS | ゴールドマン・サックス | 2.07% |
SCHW | チャールズ・シュワブ | 1.92% |
SPGI | S&Pグローバル | 1.76% |
FASは金融セクターに投資をしていますので、米国の大手金融機関に投資をしています。
金融危機に凄く弱いのは間違いないですね。
FASの構成セクター比率
構成セクター比率一覧表
投資先は、ほぼ金融セクターに投資をしています。
ホントに少しだけ不動産とハイテクセクターに投資をしています。
FASとS&P500とQQQ 株価の比較チャート
- 青:FAS
- オレンジ:S&P500
- 水色:QQQ
流石はレバレッジETF&金融セクターのFASの値動きが激しすぎますね。
特にコロナショック時の大暴落…酷すぎます。
コロナショック時のチャートの値動きが見事なナイアガラの滝になっています。
こんなの長期保有するべき物ではないので、もし保有するなら短期での保有をオススメします。
分配金の推移
分配金一覧表
レバレッジETFでは珍しく分配金がありますが、安定感は皆無です。
分配金はオマケ程度に思っているのが賢明ですね。
WEBLのメリット・デメリット
メリット
大きな値上がり益が期待できる。
買場をミスしなければ、短期的に大きなリターンを期待できます。
かなり、難しいですけどね!!
デメリット
維持費が高い。
信託報酬0.95%と日本の投資信託でも高いと思う水準になっています。
ハイリスク過ぎる。
通常より3倍の利益あると言うことは、通常より3倍の損失を出す可能性があります。
しかも、FASは景気敏感な金融セクターに投資したレバレッジETFです。
金融危機が来たときは資産が無くなると思ってください。
FASの運用方法
FASは上記の理由から長期保有はまったくオススメしませんが、短期でのトレードの投資先としてはアリだと思います。
後、利上げが開始された場合は金融関連は有利な相場になりますので、利上げが開始されたときの投資先として知っておいていいと思います。
※暴落率が大きすぎるので全力での投資は推奨しません。
まとめ
FASについてまとめると
- 金融関連銘柄にレバレッジ3倍をかけたETF。
- 運用成績はS&P500やQQQよりも上の成績。
- 景気敏感の金融セクターに投資をしているだけあって、暴落時の下落は酷すぎる。
- レバレッジ商品だから、ハイリスクハイリターンなので注意が必要。
- 信託報酬0.95%と維持費が高い。
今後、利上げがされれば金融関連は値上がりしやすい相場になりますので、購入タイミングが上手くいけば大きなリターンを期待できます。
しかし、少しのミスで取り返しのつかないレベルの損失を生む可能性もあります。
枕を高くして寝たいと思っている人は購入を避けた方がいいと思います。
投資は容量用法を守って堅実に投資をしてください。
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以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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