今回は、日本の高配当ETF『NEXT FUNDS 野村日本株高配当70【1577】』について解説します。
今後の投資先として参考にして頂ければ嬉しいです。
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70【1577】とは？
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70【1577】
投資内容は、国内金融商品取引所に上場する全ての普通株式のうち、今期予想配当利回りの高い、原則70銘柄で構成される等金額型の指数です。
配当利回りで銘柄選定していますので、罠銘柄も中に組入れ銘柄に入ってしまうのは難点になります。
購入はSBI証券、楽天証券、マネックス証券などの大手証券会社で購入が可能です。
※2022年7月のデータ参照。
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70【1577】の基本情報
| 名称 | NEXT FUNDS 野村日本株高配当70 |
| 運用会社 | 野村アセットマネジメント |
| 構成銘柄数 | 70銘柄 |
| 分配金利回り | 3.70% |
| 決算日 | 1,4,7,10月の各7日 |
| 経費率 | 0.32% |
構成銘柄数は名前通りに70銘柄に投資をしています。
経費率0.32％と日本株ETFなら妥当な経費率になっています。
配当利回りは3.70％と高配当になっており、年4回の配当月があるので配当金生活のための構成銘柄の1つに入れてもいいかも知れませんね。
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70【1577】の構成銘柄上位10銘トップ
引用元：野村アセットマネジメントのホームページ
投資割合は均等にしているだけあり1銘柄には偏ってはいませんが、KDDI、日本電信電話など優秀な銘柄に隠れて、ゆうちょ銀行や不祥事が多い関西電力など罠銘柄が見えるのが気になります。
なぜ、日本株のETFが不人気な理由が浮き彫りになる構成銘柄になっています。
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70【1577】の構成セクター比率
引用元：野村アセットマネジメントのホームページ
セクターは分散投資はされていますが、金融、不動産がトップと景気敏感セクターへの投資が多いです。
株価の高掴みに気をつけないといけませんね。
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70【1577】の株価の推移
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70と日経225 株価の比較チャート
- 青：NEXT FUNDS 野村日本株高配当70
- オレンジ：日経225
あまり評判のよくない日経平均に1577は負けている残念な結果になっています。
株価の値上がりは期待しない方がよさそうですね。
資産形成途中には不向きのようです。
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70【1577】の分配金利回りと増配率の推移
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70【1577】の分配金
分配金一覧表
2020年のコロナショック時だけ減配で、その後は配当金額も少しずつ回復傾向にあります。
運用開始からは増配傾向にあり、配当金に関しては優秀なようです。
リタイア後の収入源確保のために投資をするのはありな気がします。
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70【1577】のメリット・デメリット
メリット
高配当が期待できる
1577は高い利回りと増配しているETFです。
株価の値上がりは期待できませんが、配当金目当ての投資なら優秀なETFです。
デメリット
株価値上がりが期待できない
株価上昇率がイマイチですので、資産形成途中の方にはオススメしません。
罠銘柄が組入れられている
1577の構成銘柄の選定方法が”配当利回りが高い”ですので、業績が悪い銘柄も組入れられています。
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70【1577】の運用方法
1577は配当金特化型のETFですので配当金投資向けになります。
しかし、株価上昇は期待できませんのでリタイア後の収入源としての投資になります。
資産を大きく増やしたいと思っている人には不向きなETFですので、もし購入するならリタイア直前ぐらいからの購入でいいと思います。
まとめ
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70【1577】についてまとめると
- 日本の配当利回りが高い70銘柄に投資をしている。
- 配当利回りは3.70％と高配当で増配傾向。
- 株価上昇率は残念。
1577は配当金だけで評価すると悪くはないのですが、やはり株価の成長率は気になりますね。
『配当金だけあればそれでいい！！』って、人にはオススメですが株価もきちんと成長して欲しいと思っている人は1577の購入は控えた方がいいと思います。
せめて、米国株ETFに負けないぐらいの経費率になってくれればいいのになって思います。
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