今回は、S&P500以上の運用成績を上げる大型グロースET『【VUG】バンガード・米国グロースETF』について解説します。
今後の投資先として参考にして頂ければ嬉しいです。
VUGの概要
【VUG】正式名称:バンガード・米国グロースETF
投資内容は、米国の大型グロース株で構成される指数に連動するように運用しているETFです。
簡単に言うと、米国の成長性が高い企業へ投資をしています。
コロナショック以降、注目の的のGAFAM銘柄などが投資対象になります。
購入はSBI証券、楽天証券、マネックス証券などの大手証券会社で購入が可能です。
※2021年12月のデータ参照。
VUGの基本情報
名称 | バンガード・米国グロースETF |
運用会社 | バンガード |
構成銘柄数 | 275銘柄 |
分配金利回り | 0.48% |
決算日 | 3..6.9.12 |
経費率 | 0.04% |
経費率0.04%と米国市場でもトップクラスの安い手数料です。
投資先は275銘柄となかなか多いですね。
配当利回りは、何年か前は1%少しはあったのですが、ここ数年の株価高騰により利回りは0.48%と低い水準になっています。
インカムゲインよりキャピタルゲイン狙いのETFだと思ってください。
VUGの構成銘柄上位10銘トップ
ティッカーシンボル | 銘柄名 | 構成割合 |
---|---|---|
MSFT | マイクロソフト | 10.72% |
AAPL | アップル | 10.11% |
AMZN | アマゾン・ドット・コム | 6.24% |
TSLA | テスラ | 3.84% |
GOOG | グーグル | 3.47% |
FB | フェイスブック | 3.32% |
NVDA | エヌビディア | 2.61% |
HD | ホーム・デポ | 1.69% |
V | ビザ | 1.49% |
PYPL | ペイパル・ホールディングス | 1.43% |
大きな成長性を期待出来る大手企業への投資をしているだけあり、聞き覚えがある銘柄が多いですね。
この上位10銘柄だと、1株のみの購入でも結構な予算が必要になってきますので、GAFAM銘柄+テスラなどのグロース株が欲しい人にはオススメです。
VUGの構成セクター比率
構成銘柄上位10銘柄で予想ができたと思いますが、VUGの半分以上はハイテク銘柄で構成されています。
今後、利上げにより厳しい立場になるかも知れないハイテクセクターですので、全力投資は控えた方が良さそうですね。
VUGの株価の推移
VUGとS&P500 株価の比較チャート
- 青:VUG
- オレンジ:S&P500
VUGの株価上昇はS&P500を凌駕するリターンを出しています。
信託報酬0.04%と安く、これだけ良い運用成績を出していますので十分に投資先として検討の余地ありですね。
VUGのトータルリターン
配当金込みのトータルリターンでもS&P500に勝っています。
どこまで株価が上がっていくのか楽しみですね(笑)
VUGの分配金利回りと増配率の推移
VUGの分配金と増配率
分配金と増配率の推移一覧
2018年までは好調に増配していたのに、2019年以降は残念な減配続き…。
配当利回りが低くなったのは急な株価上昇だけでなく、減配も原因のようです。
配当(分配金)利回りの推移
株価は右肩上がりですが、配当利回りは右肩下がりのようです。
まぁ、キャピタルゲイン狙いのETFですのであまり気にしなくていいと思います。
VUGの平均増配率
年数 | 平均増配率 |
---|---|
3年 | -3.82% |
5年 | 1.36% |
10年 | 7.52% |
10年単位で見ると増配率は優秀ですが、ここ数年で残念なことになってきています。
配当金愛好家として残念だと思う内容です。
VUGのメリット・デメリット
メリット
大きなリターンを期待出来る
VUGの一番の利点ですね。
運用成績がS&P500より上で投資先もまだまだ活躍が期待できる銘柄が多いので、将来が楽しみなETFです。
信託報酬0.04%と安い
S&P500より運用成績が良くて、信託報酬0.04%のETFなんて他にはないと思いますよ。
デメリット
構成銘柄セクターが偏っている
構成セクターは半分以上はハイテクセクターです。
もし、第二次ITバブル崩壊が起きれば甚大な被害が予想されます。
配当金は期待できない
VUGはキャピタルゲイン狙いのETFです。
インカムゲインのことは諦めてください。
VUGの運用方法
VUGは経費率は安く、運用成績がいいので十分に投資先として検討していいと思います。
しかし、上記でも記載しましたが構成セクターがハイテクセクターに偏っており、ハイテクセクターの暴落が起きたら大変な事態になります。
コアの投資先はS&P500や全世界株にして、サテライト枠としてVUGをポートフォリオに組入れるのがいいと思います。
まとめ
VUGについてまとめると
- 米国の大型グロース株に投資をしている。
- 経費率0.04%と安い手数料。
- 運用成績はS&P500以上。
- 配当金はオマケ。
コロナショック以降、大きく成長しているグロース株。
しかし、FOMCが利上げを開始すると肩身が狭くなる恐れがあります。
今後はどうなるでしょうね?
投資先としては優秀ですが、今後の相場の様子を見ながら投資をするようにしてください。
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以上で今回の記事を終わります。
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