投資をしていたら
か、金させあれば勝てるのに!!
って、思うときありませんか?
そんな、資金難でお困りの人の資金調達手段として”証券担保ローン”って言う制度があることを知っていますか?
今回は、投資上級者向けの株を担保して資金調達する『証券担保ローン(別名:コムスットクローン)』について解説します。
『証券担保ローン』はようは”借金”ですので、危険な投資になります。
投資経験浅い・知識が少ない人は安易に手を出さないようにしてください。
証券担保ローン(別名:コムスットクローン)について解説
証券担保ローン(別名:コムスットクローン)とは?
証券担保ローンとは、保有してる株式・投資信託などを担保に融資が受けられるローンです。
金利はカードローンやウシジマくん(闇金)などよりは低い金利で借りることでき、銀行で融資を受けれない人でも資金調達出来る手段です。
金利や担保にした株式の時価総額で借りれる内容などは金融機関によって異なります。
「証券担保ローン」って言いますけど、言い方を変えれば”借金”ですのでご利用の際は、計画的にご利用ください。
取扱い証券会社
証券担保ローンを取扱いしている証券会社を一部を比較して紹介します。
証券会社(ローン名) | 金利 | 契約期間 | 借入限度額 |
---|---|---|---|
野村證券 野村Webローン | 1.5% | 特になし (80歳までに返済) | 10万円~1億円 |
SMBC日興証券 イージー・コムストックローン | 4.175% (年率:2021年6月21日時点) | 1年間 | 30万円~3億円 |
SBI証券 日証金証券担保ローン | 2.675%~4.175% | 1年間 | 30万円~3億円 |
取扱いの金融機関によって金利・ローンの期間も代わってきます。
紹介している3つの金融機関なら野村証券が一番金利が安く、ローンを返す期間も長いので利用するなら野村証券がよさそうです。
しかし、野村証券は肝心の担保にする株の買付手数料が高いです。
もし、野村証券で証券担保ローンを利用しようと思うなら他の証券会社で株を購入して、野村証券に株を移管するようにした方がいいと思います。
証券担保ローンのメリット・デメリット
メリット
担保にしている株から配当金・株主優待はもらえる。
保有している株式を担保にしていても、きちんと株主と見なされて配当金や株主優待を受け取ることができます。
野村証券の場合なら、担保にした株式(またはローンで買った株式)からの配当金で利息を払いながら運用出来ます。
不動産投資で銀行の融資を家賃収入で支払ってる感じですね。
借りたお金は自由に使える。
信用取引で借りたお金は株式購入にしか使えませんが、証券担保ローンで借りたお金で別に株式を購入する必要はありません。
お金の使い道は証券担保ローンを取扱いしている金融機関のホームページにもきちんと書いていますが”自由”です。
不動産投資の軍資金にするもよし、副業の準備金にするもよし、旅行の資金するもよし、酒・タバコ・ギャンブル・風俗に使うもよし(まったくオススメしませんがね(笑))。
借りたお金は本当に自由に使っていいですが、借りたお金はきちんと返さないといけませんので、ご利用はご計画的にしてください。
デメリット
金利は変動金利
今は安く借りれるかもしれませんが、将来は金利上がる可能性があり、返済プランの考え直しが必要になる恐れがあります。
担保の株式は何でもよくない。
証券担保ローンを利用すれば塩漬け株が有効活用できる!!
って面ではメリットだと思ったのですが、残念なことに担保に出来る株式は何でもいいわけではありません。
金融機関によって担保に出来る株式が変わってきますが、日本の大企業などは大体大丈夫そうですが、小型株や経営がダメダメな企業では担保にできません。
また、米国株はETFなどは担保対象外で一部の個別銘柄しか担保にできません。
証券担保ローンを利用する場合は自分の保有銘柄が担保対象の銘柄なのかをきちんと確認してから利用してください。
担保の株式が暴落したら追証が必要。
担保にしている銘柄が大暴落した場合(3割ぐらい下落)は、追証(追加保証金)を入金しないと強制で担保にしている株を売却される恐れがあります。
担保の株を売却して足らない場合は請求がきたりと、最悪の場合、破産のきっかけになりますね。
ホントによく考えてからご利用ください。
ただの借金です。
「証券担保ローン」or「コムストックローン」なんて、便利なサービスのような名前をしていますが言い方を変えると”ただの借金”です。
良い借金の場合もありますので一概には否定をしませんが、考え無しに利用すると悪い借金になります。
余剰資金で安全に資産運用をしたいと思っている人にとって、凄く不向きなサービスです。
借りたお金を有効活用できる手段があるなら止めませんが、有効活用できる手段が思いつかないなら利用しないようにしてください。
まとめ
証券担保ローン(別名:コムスットクローン)とは
- 株を担保にローンをする制度。
- 借りたお金は自由に使える。
- 金融機関によって制度の内容が違うので確認の必要アリ。
このサービスを知って、
野村証券で借りて、QYLDに全額投資すればいいんじゃない?
って、私見たいに安易な考えをしていては痛い目を見ますよ。
百万円ぐらい借りた所で、受取配当金にかかる税金、返済金、株の買付手数料などを計算して考えるとリターンは年間で数万円あればいい方です。
もっと資金がある場合は、配当金再投資などをして受取配当金額を増やしていくならアリかなって思いますけどね(笑)。
でも、リターンとリスクが見合ってない気がしないので、証券担保ローンの利用は私は保留にしてます。
証券担保ローンは借金ですので、資産がマイナスになることがあります。
レバナスなどのレバレッジ商品はゼロになることはあってもマイナスなることはありません。
つまり、証券担保ローンはレバレッジ商品よりもハイリスクってことです。
安全第一で運用している人はご利用しないようにしてください。
しかし、私のように安易な考えでなく借金を上手く活用する方法がある人には強い武器になるのは間違いないです。
あくまでも”1つの手段”として覚えておいてください。
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以上で今回の記事を終わります。
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