米国の大手資産運用会社のバンガード社が運用している、【VYM】、【VIG】の前年同月比と比較した分配金の結果は
- VYM:約-10.7%
- VIG:約+12.3%
VYMは減配でみんなの期待通りにならずでしたが、VIGは安定の増配でした。
今回は、2021年度6月のVYMとVIGの分配金が発表された結果と最近の運用成績&状況をまとめました
VYMとVIGの運用成績
VYMとVIGの概要
VYMとVIGの簡単な情報
シンボル | VYM | VIG |
---|---|---|
名称 | バンガード 米国高配当株式 ETF | バンガード 米国増配株式 ETF |
投資対象 | 米国配当株 | 米国連続増配株 |
連動指数 | FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス | NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス |
運用会社 | バンガード | バンガード |
経費率 | 0.06% | 0.06% |
配当利回り | 2.9% | 1.5% |
決算日 | 3,6,9,12月 | 3,6,9,12月 |
年初来の運用成績のチャート
・VYMとVIGとS&P500の比較チャート
- 青:VIM
- オレンジ:VIG
- 水色:S&P500
初年来からの株価の推移は、VYM≫S&P500≫VIGの順番になっています。
今年は高配当ETFは本当に好調ですね。
VIGは運用成績はS&P500に負けていますが、株価下落時は底型い値動きを見せています。
配当金の状況
前年同月比 | VYM | VIG |
---|---|---|
3月 | 去年:0.55ドル 今年:0.66ドル | 去年:0.47ドル 今年:0.51ドル |
6月 | 去年:0.84ドル 今年:0.75ドル | 去年:0.60ドル 今年:0.68ドル |
合計 | 去年:1.39ドル 今年:1.41ドル | 去年:1.07ドル 今年:1.19ドル |
6月の前年同月比と比べてVYMは約-10.7%の減配、VIGは約+12.3%の増配の結果になりました。
VYMは減配でしたが、去年と比べて合計の配当金は増配していますので、売却を検討する必要はありません。
むしろ、最近株価が下がり出したので買う準備をした方がいいと思います。
VYMとVIGの運用状況
2021年6月までのVYMとVIGの構成銘柄上位10銘柄と構成セクターをまとめました。
構成セクター
・VYMの構成銘柄上位10銘柄
名前 | 資産の割合 |
---|---|
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 3.71% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 3.33% |
ザ・ホーム・デポ株式会社 | 2.56% |
バンク・オブ・アメリカ株式会社 | 2.45% |
プロクター・アンド・ギャンブル社 | 2.45% |
コムキャスト社 クラスA | 1.94% |
エクソンモービル株式会社 | 1.84% |
インテル株式会社 | 1.75% |
ベライゾン・コミュニケーションズ株式会社 | 1.75% |
シスコシステムズ株式会社 | 1.68% |
・VIGの構成銘柄上位10銘柄
名前 | 資産の割合 |
---|---|
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 4.00% |
マイクロソフト株式会社 | 3.85% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 3.76% |
ウォルマート株式会社 | 3.40% |
ユナイテッドヘルスグループ株式会社 | 3.30% |
ビザ株式会社クラスA | 3.12% |
ザ・ホーム・デポ株式会社 | 2.90% |
プロクター・アンド・ギャンブル社 | 2.81% |
コムキャスト社 クラスA | 2.22% |
コカ・コーラ株式会社 | 2.01% |
VYMもVIGともに構成銘柄はJPモルガンが多い見たいですね。
その他にも投資先が同じ銘柄がありますが、配当金をメインにした投資をするなら仕方ないですね。
構成セクター比率
・VYMの構成セクター
業種 | 比率 |
---|---|
金融サービス | 22.86% |
消費者防衛 | 14.02% |
医療 | 13.22% |
工業 | 10.18% |
テクノロジー | 9.59% |
ユーティリティ | 7.28% |
エネルギー | 6.74% |
コミュニケーションサービス | 5.88% |
消費者循環 | 5.59% |
基本資料 | 4.63% |
不動産 | 0.02% |
・VIGの構成セクター
業種 | 比率 |
---|---|
工業 | 17.53% |
金融サービス | 17.35% |
医療 | 15.60% |
消費者防衛 | 15.28% |
テクノロジー | 14.38% |
消費者循環 | 10.30% |
基本資料 | 3.82% |
コミュニケーションサービス | 2.88% |
ユーティリティ | 2.86% |
VYMとVIGはコレ1本で十分に分散投資が出来ているETFです。
VIGはエネルギーと不動産に投資をしていませんが、どちらも景気敏感な面があるので、セクターに組入れてないのが、下落に強くなっている要因の一つだと思います。
まとめ
米国株式市場が株価下落を始めると『米国株終了のお知らせ』、『米国株オワコン』、『これからは米国株ではなく新興国株!!』って、言う人に限って大事に米国株を保有し続けてるなって思う、今日この頃(笑)
これから、”金融緩和”と言う、投資家にとってのボーナスタイム終了後のことも考える必要が出てきました。
今後は今まで以上に経済ニュースはマメにチャックした方が良さそうですね。
私はVYMやVIGのような優良ETFは一時的に成績が悪くても気にせずに保有していればいいと思います。
他にいい投資先が誕生したら、話は別ですけどね(笑)
以上で今回の記事を終わります。
今回の記事があなたのなにかに役に立てれば幸いです。
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